Figma正直どうなの?figmaのメリット・デメリットと「次世代ツール」の選択肢
2026年01月31日
Webサイトやアプリを作るとき、今は当たり前のように「Figma(フィグマ)」という名前が挙がるようになりました。 Figmaは毎日の仕事に欠かせない、大切なパートナーのような存在です。
でも、ふと立ち止まって考えることがあります。
「なんとなくみんなが使っているから」という理由だけで選んでしまっていないかな?と。
ひとつの道具に頼りすぎるのは少し不安もありますし、もし他にも素敵な選択肢があるのなら、知っておきたいですよね。
今回は、日々の制作現場にいる私たちだからこそ感じる「Figmaの頼もしいところ、ちょっと苦手なところ」、そして「Figma以外の新しい選択肢」についてお話しさせていただきます。
目次
どうしてこんなに「Figma」が愛されているの?

PhotoshopやIllustratorといった歴史あるツールと比べて、なぜFigmaはこれほど急速に広まったのでしょうか。
それは単に「機能がすごい」というだけでなく、「人と人がつながりやすくなった」という点がとても大きいんです。
「同じ場所」に集まれる安心感
Figmaの素敵なところは、URLをひとつ共有するだけで、デザイナーも、エンジニアも、お客様も、みんなが同じ画面を見られることです。
これまでは「データを送って、確認して、戻して…」というやり取りに時間がかかっていました。
でも今は、まるで同じテーブルを囲んでいるように、「ここの色、もう少し明るいほうが素敵ですね」「このボタン、押すとどうなるんですか?」と、その場で会話が生まれます。
作業が速くなるのはもちろんですが、「チーム全員で一緒に作り上げている」という一体感が生まれるのが、何よりの魅力だと思います。
デザインとプログラムの架け橋(Dev Mode)
デザイナーが描いた絵を、実際に動くWebサイトやアプリにするのはエンジニアの仕事です。
この「バトンタッチ」は、以前はとても大変な作業でした。
Figmaには「Dev Mode(開発モード)」という機能があり、これがデザイナーとエンジニアの言葉の壁を低くしてくれました。 色や数値が正確に伝わりますし、動きのイメージも共有しやすい。
「思っていたのと違う動きになっちゃった」という悲しいすれ違いが、ぐっと減りました。
(※有料機能ですが、スムーズな進行のためにはとても価値のある投資です)
世界中の知恵をシェアできる
「こんな機能があったらいいのに」と思うことは、大抵世界中の誰かも思っています。
Figmaには、世界中のクリエイターが作った「プラグイン(拡張機能)」がたくさん公開されています。 面倒な作業を自動化してくれたり、色使いのアドバイスをしてくれたり。
自分たちだけで頑張りすぎず、世界の誰かの知恵を借りて、より良いものを作ることに集中できるんです。
Figmaのメリット(知っておきたい注意点)

とても頼りになるFigmaですが、すべての作業が得意なわけではありません。
「ここはちょっと苦手かも」という部分も、正直にお伝えしておきますね。
写真加工や、凝ったイラストは専門外
Figmaはあくまで「画面の設計図」を作るのが得意なツールです。
たとえば、写真の色味を繊細に調整したり、手書き風の複雑なイラストを描いたりするのは、あまり得意ではありません。
無理にFigmaだけで完結させようとせず、写真はPhotoshop、ロゴやイラストはIllustratorというように、「適材適所」で使い分けてあげることが、クオリティを保つ秘訣です。
インターネット環境が必要です
Figmaはブラウザの中で動くツールなので、インターネットがつながっていないと作業ができません。 移動中や電波の悪い場所では、ちょっと作業がしづらいことも。
また、数百ページもあるような大規模なサイトや、高画質な画像をたくさん配置したデータだと、動きがゆっくりになってしまうこともあります。「軽快さ」という点では、まだ課題があるかもしれません。
コストの変動には少し気配りを
とても便利なツールだけに、機能追加に伴って料金プランが変わることもあります。
特に、編集できるメンバーを増やすとその分費用がかかる仕組みなので、「気づかないうちにコストが上がっていた」なんてことがないよう、私たちのような制作会社側でしっかりと管理・運用する必要があります。
Figma以外の選択肢って、あるのでしょうか?

ここが気になるポイントですよね。
「Figmaが一番」なのは間違いないけれど、他のツールはどうなのでしょうか?
実は、目的によっては「Figmaよりも相性がいいツール」も出てきているんです。
Webサイト制作の新しい風「Framer(フレーマー)」
今、とても注目されているのが「Framer」です。
Figmaが「デザイン画」を作るツールだとすれば、Framerは「デザインしたものが、そのままWebサイトになる」魔法のようなツールです。
コードを書かなくても、直感的な操作だけでWebサイトとして公開までできてしまいます。
複雑なシステム開発には向きませんが、キャンペーンサイトや会社の紹介ページなど、「早く、素敵に公開したい」という場合には、Figmaよりも有力な選択肢になりつつあります。
自由でオープンな「Penpot(ペンポット)」
「特定の企業のツールに依存するのは少し心配」という声に応えるように登場したのが、オープンソースの「Penpot」です。
誰でも無料で使えて、企業の都合で急に使えなくなる心配が少ないのが特徴です。
機能の豊富さはまだFigmaには及びませんが、その自由な思想に共感して使い始める人も増えています。
Macユーザーの古くからの友人「Sketch(スケッチ)」
Figmaが登場する前、業界の標準だったのがSketchです。
今はMac専用のアプリとして独自の進化を続けています。 自分のパソコンの中にデータを保存できるので、ネット環境に左右されず、セキュリティ面でも安心感があります。「やっぱりこの使い心地が好き」という根強いファンも多いツールです。
制作会社はどう使い分けてる?

いろいろなツールをご紹介しましたが、お客様のプロジェクトに合わせてこれらを柔軟に使い分けています。
大規模なアプリや、チーム開発が必要なとき
👉 Figmaがベストです
やはり、みんなで連携してミスなく進めるには、現状Figmaが一番頼りになります。
繊細なグラフィック表現が必要なとき
👉 Adobeツールと組み合わせます
写真やイラストの美しさは、専門のツールで丁寧に仕上げてからFigmaに取り込みます。
ツールはあくまで「素敵な体験」を届けるためのもの
技術の進化は早くて、来年にはまた新しいツールが出ているかもしれません。
でも、一番大切なのは「何を使うか」ではなく、「その道具を使って、お客様にどんな価値を届けるか」だと思っています。
「Figmaでデータが欲しい」というご要望はもちろん、「ツールはよく分からないから、一番いい方法を提案して」というご相談も大歓迎です。
流行りのツールに飛びつくだけでなく、お客様のプロジェクトにとって「本当に心地よい進め方」はどれか。私たちは常にそれを第一に考えています。
今回のまとめ
・Figmaのいいところ: チームのみんながつながれる。エンジニアとも仲良くなれる。
・気をつけるところ: 写真加工は別のツールで。ネット環境とコスト管理も大切。
・新しい風: Web公開までできる「Framer」や、自由な「Penpot」も面白い存在。
・さいごに: ツールは適材適所。プロジェクトに合わせた「ベストな組み合わせ」をご提案します。








